野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

ティアーズ・フォー・フィアーズさん13年ぶり7枚目。

TFFといえば30年ほど前にノエビアのCMで日本でも知られたコレや

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(9:28~)

 

ビートルズ風サイケの曲で世界的大ヒットしたコレが有名。

ジェーン・スーも今まで聞いた曲の中でトップレベルに好きな音楽だそうだ)

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そんなTFFさんが最近復活。それがコレ。ニューアルバムからの第一弾(?)。

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よくあるエレクトロ風で、ちょっとインパクトは薄いかな。

 

 

 

13年前の前作は大傑作だったんです。

もしかして充実度はこれまでで一番だったかも。

ぜひ聞いてほしいのは、実はコレなんです。

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一曲目の出だしが重いかなーと思うかもしれませんが、途中でひっくり返るほどアレンジが変わっていきます。アルバム全体がビートル系ポップスという感じ。クイーンやELOやジェリーフィッシュが好きな人にもぜひ。

 

***

 

そういえばTFFとコラボしていた黒人女性ボーカリストはどうしてるかなと思ったら、お元気そうです。

http://oletaadams.com/

 

ニック・ニューサとファットバックバンド

ニック・ニューサといえば「サチコ」

カラオケでも定番でしたね。

いい曲です。

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ニックなのに、なぜ日本人なのか。子供のころそう思ってました。

調べたらこれはバンド名だそうです。

それをボーカルの人が一人ユニットとして、

現在受け継いでいるということなのでしょうか。

 

ではその由来はなにかというと、たぶんこれです。

nyc=ニューヨークシティ

ny=ニューヨーク

usa=ユーエスエー!

横並びに並べるとnyc nyusaとなります。つまりニック・ニューサ。

 

地名を表すこういうスラングが元々あったのかもしれませんが、

70年代のディスコ~ファンクバンドのザ・ファットバックバンドの曲に

「nyc nyusa」という曲があります。

曲中ではちょっとわかりづらいですが「ニークーニーユーサー」と女性コーラスが聞こえます。

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これもかっこいい曲ですので聴いてみてください。

 

ニック・ニューサはバンド時代は、ハコバンだっという説もあり

この曲に触れていたのかもしれませんね。

 

 

一生反抗期、一生小学生。

昔の同級生と顔合わせする機会が立て続けにあった。

 

みんな大人になっていて、素晴らしいなと思う反面。

まったく進歩していない奴もいて、ちょっと驚く。

 

常に顔に(…気に入らねぇ…気に入らねぇ…とにかく何でも気に入らねぇ…)

と浮かんでる奴。もう人の親なんだから、自分の反抗期終わらせろよ。

 

常にパターン化したテレビ芸人の物まねトークでゲラゲラと騒ぎ立て、

自分のお楽しみだけで押し通す奴。もうちょっと周り見て社会人らしい会話しろよ。

 

と言いたくなってしまったが、自戒にしたいと思います。

甲高幅広なのでアサヒシューズのスニーカーを履いている

仕事中はスニーカーを履いていることが多い。

以前はナイキだのアディダスだのが気に入っていたのだけど、自分の甲高幅広の足には横幅2Eサイズが多い海外メーカーは合わない。3E以上は欲しい。

 

国産メーカーのアシックスやオニツカも履いていたけど、仕事で半年で履きつぶす用途には価格が高いし、やはりラインナップに3Eは少ない。ホームセンターの安い作業用スニーカーも履いてみたけど、なんだかソールが薄いのが多い。

 

そこで国産メーカーのスニーカーで手ごろなものはないか、と探すとアサヒシューズウィンブルドンというテニスシューズに4Eが多い。3Eでもありがたいけど4Eはすごい。そこで履いたところ、有名メーカーと違いがないくらい履き心地がよい。甲高幅広の日本人的な足型の人にはお勧めしたい。

 

さらに良い点は落ち着いた地味な外観で目立たない。安いシューズほどなぜか派手な色使いだったりするけど、アサヒは違う。モデルチェンジしても似たようなものが手に入るだろうという安心感がうれしい。ウィルソンのバッタものに見えるけど、エンブレムも目立たないので別にどうだっていい。このへんがオジサンだなあと思うけど、もう見栄などないのだ。ブランド性もないけど、実用性100%でよい。

 

地味だけど、手ごろで、きちんとした造り。この匿名性が優れた市井の職人のようで頼もしい。

 

アサヒシューズは昔、アサヒ靴といって子供用の運動靴に強かったはず。HPを見てみると、足袋メーカーからの転身だという。クーガーというブランド名を覚えてる人も多いと思う。ウィンブルドンも中学生の通学用や部活用に使われることが多いようだ。

 

そういえば、昨日から始まったTBSテレビの「陸王」も、足袋メーカーからスニーカーメーカーに転身した会社の物語のはず。直接のモデル会社ではないようだけど、アサヒシューズという会社の存在感がとても気に入っている。

 

できれば懐かしのクーガーシリーズの復刻とかお願いしたい。クーガーはいまは一種類だけ作っているようだけど。今見ると昔のクーガーも結構カッコよい。ギターの世界では古い日本製をジャパンヴィンテージといって珍重(?)されるようになったが、いろんな分野でジャパンヴィンテージが流行ってもよいと思う。クーガーも戻ってこないかな。

 

しらべたら、アサヒはクーガー、月星はジャガー、世界長はパンサー、というブランドでスポーツシューズをだしていたらしい。みんな靴のサイドのブランドマークがプーマとアシックスを合わせたような形で似ている。そしてプーマみたいな大型猫科獣のブランド名も似通っている。全て高度成長期の子供達が履いていた。そしてそのどれもが今も継続しているらしい。TBS陸王とともに注目されるといいな。

法人税率を上げるということは、大企業はもっと経費を使えということではないか

世間で使われている利益という言葉と、会計上の利益という言葉はちょっとずれてる気がする。なんとなく世間のほうは粗利と混ざっているように思う。

 

儲けがたくさん出た、というより、経費とのバランスという視点が必要ではないか。

 

 

先日、伊集院光の昼のラジオに種苗屋さんがでてた。

そこで話していたことに、目から鱗が落ちた。

 

種苗業界の大口のお客さんに外食産業があり、彼らが求めるものは、味の薄い野菜なのだそうだ。それは共通のレシピから料理の味が大きく外れないことを目指しているためらしい。

 

Spotifyがすご過ぎてなんだか考えてしまう。

spotifyを使い始めて一週間。

洋楽中心の音楽ファンにはすごいサービスができました。

メジャーなアーティストはもちろん、

え、こんな人まで…というところまでカバーするラインナップ。

南部ソウルファンにはうれしいswamp doggまで網羅していて悶絶しました。

 

しかし、これだけすごいサービスがたまにCM挟むだけで無料で利用できてしまうのは、なんだかこの先、音楽の世界や世の中はどうなっていくのだろうと、考えてしまった。

 

昔、レコードという形態で音楽を聴いていた時と、それからCDに移って、ダウンロードになって、聴き放題になって…。

 

だんだん形というものを失ってしまった。音楽は元々無形だけど、媒体には形があり、遡るほど大きかった。また古い形態ほど、デザイン性が高く、かっこよかった。今思えばLP盤には威厳すらあった。自然にアートが家の中に存在していたようなものだった。今あのようなものは生活の中にない。

 

特に若い人たちは形のあるものを信じるし、若いうちはそれでしょうがないし、それで良い。そして音楽文化の価値も、媒体の質量や形を失うと同時に、変質してきたようにも思える。それはどういう因果なのだろう。勝手な思い込みか。

 

それでも、あのLPのカッコよさと音楽の価値の重さはどこかで重なっていたような気もするのだ。それは音楽そのものを否定するような気もするけど、音楽文化としては、そういう側面はあったと思う。

 

果たしてこの先はどれだけ便利になっていくのかと思うと、ちょっと怖い。

内部留保について、麻生さんが(表向き)言いたいのは「もっと経費を使えよ」

負け組おじさんが無い頭で考えました。

 

仮に売り上げが減っても経費を切り詰めれば、利益は増えます。

売り上げが増えた上に、さらに経費を切り詰めれば、もっともっと利益は増えます。

利益が多くなると、その分純利益≒「内部留保」が結果として増えます。

逆に経費をバンバン使えば、それは減ります。

 

しかし人件費なども含めた経費全体を切り詰め緊縮させれば、経済循環に貢献しない。

せっかく法人税を減らして、カネを余計に使いやすくしてやったのに、経費を切り詰めてんじゃないよ、ということではないでしょうか。

 

経費を引いた後の利益に対し、法人税は掛かります。

よって法人税率が下がれば、当然利益はため込みやすくなります。

だから当たり前の結果であります。

掛け声と結果が矛盾しています。

 

法人税が高ければ、税金払いたくないから、どうせならバンバン経費使おうぜ、

という方向も出てきます。

だから経費を使わせたければ、法人税をあげなければならない。

なのに下げた。

 

当然、麻生さんは分かった上でお芝居してらっしゃるのでしょう。

 

怒られた形の民間企業も財務省も、芝居の一座の一員なのでしょう。

だからしゅんとした顔でもしてみせるのでしょう。

カネのカラクリ夢芝居です。

 

なぜそんな一座芝居をするのか。

もともと麻生さんは財務省派として知られています。

経済成長を望んでいる方面の人ではありません。

しかし与党幹部がそんな顔もできないので、一応、怒って見せたのでしょう。

商人たちは実をとれればいいので、法人税を下げてもらったから特別文句もありません。

 

内部留保というのは、資本に組み込まれた後の利益を言います。

そうすると実態は流動資産なのか、固定資産なのか分かりません(分けられません)。

 

そして会計用語でもないので、なんとなく色々曖昧な言葉です。

分かりにくいくせにキャッチーなので、広く使われるようになった気がします。

内部で、何か(カネか?)を抱え込んでいるようなイメージです。

 

ですからよく「内部留保は現金ではないぞ」という解説でぶった切り終了になりますが、さかのぼって考えれば、上のような話になります。

 

ということで、もうあんまり内部留保という言葉で色々説明をするのは良くない気がします。実態を理解するのには誤解を招きやすい気がします。

 

内部留保が出てくる話の本質は、おそらく(利益率の反対である)経費率を下げてんじゃねーよ、ということです。もっと経費を使いなさいよ、と。そこには、設備投資や労働分配も入ってるのだから、と。

 

…違うかな。そう理解してます。

 

ただ麻生さんのはフェイクだと思います。

私製はがきには「郵便はがき」と書かなくてはいけない

はがき大の厚紙があったので切手を貼って住所を書いて郵便局へ持っていった。

 

するとこれではだめだという。

単なる厚紙をハガキとして使う場合、相手先住所面の上端に

郵便はがき」と記載しないとだめだという。

 

そうですかと書いて出したけど、必要なルールだろうか。

郵便切手を貼り、郵便番号と住所を書いたハガキ大の厚紙ならわかると思うのだけど。

 

 

 

普通の人の文章が面白いと思っていた。

98年に初めてPCを買って、ネットにつなぐと個人ホームページがたくさんあり、

その中でも個人の普通の日記みたいなものが面白かった。

特段何が起こるわけでもない普通の人のさりげないけど味わい深い毎日。

アピールとスペシャル感に溢れた、イイネやマウンティングの洪水よりも好きだった。

結局誰かの広告なのだ。

 

トム・ぺティが死んじゃった。

まだこれから活躍すると思ってたけど。なんでかなぁ。

 

この辺が好きだった。90年代。

これはELOのジェフ・リンがプロデュースした繊細なサウンドの一枚。

フォークロックサイドの優しい感じの傑作。

後述のトラヴェリング・ウィルベリーズにちょっと近い。

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その次に出たのは、リック・ルービンのプロデュースのワイルドフラワーズ。

太くて生々しいサウンドでルーツより。曲もすべてよしの名盤。

これが一番よく聴いたアルバムか。

のしのし歩んでいくようなリズム隊とそのうえで朴訥につぶやくようなボーカルが印象的で、しばらく飽きずに聴いた。

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さみしい。

 

ディランやジョージやロイオービソンとのトラヴェリングウィルベリーズも楽しい。少しオールディーズ風味のR&R企画ものバンド。

ウィルベリー兄弟も五人中三人が鬼籍か…。

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