野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

「価値」を欲しがる人たち

昔から、過剰にいいものを欲しがる人達がいる。例えば有名ブランドを買いあさっていたOLたち。揶揄されると「デザインや、技術、素材に高い価値がある。」と言っていた。

 

今日はapple watchに人気殺到、という話もあった。アップルの持つ、イメージや、高い価値に惹かれているのでしょうか。

 

それはたしかにそうでしょう。良いものは良いんでしょう。

 

しかし、長蛇の列や、大金を支払ったり、海外まで行って手に入れたり・・・そんなにまでして、欲しい物って、そのモノじゃないでしょ。ソレにまつわる価値を、身に纏いたいのでしょ。

 

もう少し言えば、もしかしたら自分に足らないものを、欠乏症を満たすための対処療法じゃないですか。

 

良いものは良いのだ。ソレは分かる。しかしなぜそんなに「良いもの」を欲しがるの? その根本の原因は、軽い病じゃないですか? 

 

見渡すと、ソレを欲しがらない人がいる。まるで野暮だ。こんなにいいものを欲しがらないなんて。

 

しかし見方を変えれば、その人は、その「価値」という磁力から開放されている。自立した、独立した人だ。彼らには「欠乏症」という弱みがないからだ。

 

物が欲しい時。その物を欲しがるということは、どういうことなのか、よく自己対話したほうがいいかもしれない。価値を欲しがる前に、それを欲しがっている自分の中の、小さな自分は誰なんだろう。