野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

井上陽水 千葉公演 市川文化会館 

に行ってきました。ワクワク。この中に既に陽水がいてニヤニヤしているのかと思うとたまらん。(セットリストやMCネタバレあります。ファンのかたはお気をつけ下さい)

 

五時会場ということだけで、ジャストにはすでに長蛇の列。

15分近くまで進まない。平均年齢は60歳弱くらいかな。若い人は少ない。

 

二階最後列につくと、開演時間を10分ほど過ぎて、スタート。

コーヒールンバ、ダンス、飾り…とカバーとセルフカバーでスタート。

 

三曲終わるとMC。だいたい要約すると、ようこそー^^、みなさん、生活の諸問題を忘れて、音楽を楽しんでいってください、と言いたいのですが、あいにく僕の歌は、不吉な歌が多くて…(本人爆笑)という感じで和やか。

 

前半はジャズ、ラテンの大人の雰囲気らしく、しばらくこの感じのアレンジで、続いては、鍵の数(渋い歌だな-)、カナリアと進む。

 

続いて最新アルバム、UC2からシルエット・ロマンス。この歌は、もともと好きだったけど、最近聞こえ方が変わってきた、とのこと。

 

リンゴ、リフレインが叫んでる、と続いてMC。宇多田ヒカルポール・マッカートニーのカバーをする経緯。それをレコーディングしたデラルスとタモリ話から、ブラタモリに提供した曲を二曲演奏。

 

後半は陽水の往年の渋目の曲を連発。オールドファンはたまらないでしょう。

とくに青い闇の警告は、ブルースよりのアレンジで静かに渋く始まり、後半はかなりエグいロックでした。とまどうペリカンは、こんなにいい曲だったんだな-と、改めて感激。

 

氷の世界や、アンコールの夢の中へは、さながら重いハードロックのようにアレンジされてました。とくにドラムのかっこよさ。遠目で誰かな-、と見ていたのですが、山木秀夫さんでした。雷鳴のようにタムを回しまくり、陽水を煽りまくる感じが凄くかっこよかった。一瞬、キース・ムーン的にも見えました。

 

それとバンドの中ではギターの長田進さんが、ブルージーで素晴らしかったです。奥田民生バンドでお馴染みの方ですね。ベースは美久月千晴さん。氷の世界のベースラインが、ファミリーストーンのような重いファンク風でかっこよかった。

 

前半の大人っぽい、ラテン・ジャズのアレンジも都会的で素晴らしいのだけど、ロック~ブルース寄りのアレンジのほうが、個人的には好きでした。

 

それにしても、御大の声の伸びやかさ。元気そうでなにより。まだまだ現役感がありました。怪物ですね-。MCが面白すぎて、また行きたい。一度MCメインのトークショー+歌、みたいなコンサートもいいのではないでしょうか。