ディズニーの実写映画「ザ・ブリザード」を観ました。よかったですが、好みが分かれそうです。実話が基になっています。
50年代のマサチューセッツの海を舞台にした、海洋救出劇。沖を進む大型タンカーが猛吹雪に襲われ、半分に割れてしまう。船の片方は沈み、海上に残った片方が沈むのも時間の問題。救助に向かうには、まだ未熟な若い沿岸警備隊員たちが、果敢に乗り出すものの、港からでると、砂洲と呼ばれる危険水域が待っていて…。
登場人物が多いので、みなあっさり目に紹介されていますが、それぞれに紹介しきれないバックボーンがありそうで、魅力を感じます。特に海の男たちが、渋くて人間臭いです。また50年代の風俗や、アメリカの港町の様子が少し観れるのも、個人的にはポイントでした。
ただし決定的なところに、なぜ？ という部分もあり、まあ、実話が基になっているので成り行き重視。あまり深く整合性をもとめるのも野暮かもしれません。
海洋映画、アクション好き、船好き、サバイバル好きな方にはかなりのお勧めですが、海や船が苦手、密室が嫌い、という人は厳しそうです。それと二時間というのも、少し長く感じました。
以下、今年観た映画の個人的順位という無粋なものです。二位と三位の間が大きいです。
