野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

反省しない半生

だれしも実生活の中では、自分の言行に対して、しばしば後悔したり反省したりするだろう。しかしそういう人も、例えばインターネットの匿名社会の中では、やりっ放しで無反省ということもあると思う。

 

旅の恥は掻き捨てというかけど、ネット内というのは、一つの旅先のようなものかもしれない。不連続な旅程なれど、現実と離れた場所で過ごしている。

 

また半記名的なSNSやブログの中では、多少、自分の言葉を省みるということもあるかもしれないが、まったくの匿名の場ではおそらくそういう事もないだろう。

 

反省や後悔ほど、人を育てるものはないと思う。しかしそれを投げ出してただただ匿名のツブテを投げ続けるという事には、人が少しずつ人外のようなものに変わっていくような静かな恐ろしさがある。