野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

中国アリババ集団とアリババ

米ヤフーが身売りし、日ヤフーと中国アリババ集団は株を持ち続けるというニュースを見た。あのヤフーが身売りとは…。

 

それにしても中国アリババ集団という言葉のインパクトはナカナカすごい。

 

アリババって盗賊だよね…開けゴマの…と思って調べてみると、アリババは盗賊から金を奪った男の名前で。ババは父親という意味なので「アリ父さん」という意味らしい。そうすると「アリパパ」とも言える。

 

そしてアリババの話は実は活躍するのは、アリババよりも女奴隷のモルジアナという登場人物の方なのだ。

 

あらすじは大体こんなこんな感じ。

 

アリババが盗賊の隠れ家から金を奪って帰ってくる。するとそれを聞きだした兄のカシムも隠れ家に行くが、盗賊に見つかり八つ裂きにされる。

 

アリババはカシムの家の女奴隷のモルジアナと相談し、カシムの遺体をつなぎ合わせて葬儀を行う。するとカシムの家や財産が自分のものになる。

 

アリババの存在に気付いた盗賊が忍び込むが、二度ともモルジアナの機転で退治し、盗賊の頭領を殺す。盗賊の莫大な財産は国民に配られ、モルジアナはアリババの甥(=カシムの息子)と結婚し、アリババ家は長く栄えた。めでたしめでたし。

 

…だそうです。wikiからまとめました。

 

アリババという言葉はよく耳にするものの、こういう物語だったんですね。むしろ女奴隷の活劇です。なんとなくアリババはご都合主義で他人任せで、楽して成功する感じですね。中国アリババ集団は・・・どうなんでしょうか。

 

ついつい物語からなにか教訓めいた物を学び取ろうとしてしまうのは、日本人的なのでしょうか。アリババの物語は、ワクワクドキドキに満ちた講談調にも思えます。文化の違いですかね。ただ活躍する女性の立場が奴隷というのは、何か意味が深いようにも思えます。お話の中だけでも、奴隷という立場を尊重し、希望を与えたのでしょうか。