野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

アイドルの恋愛の是非を問うというテレビ番組があったらしい。

ネットニュースで見た。

 

これはまず一般社会の世論と、ファン心理で分けて考えたらよいのではないかと思う。

 

直接無関係である一般の世論からすれば他人の自由恋愛を規制するなんて、非常識なことであり得ない話だ。

 

しかしファンという存在は、対象と無関係ではなかったので一般世論とは違ってくる。そのファンがどういう感慨を持つかもまた彼らの自由である。口約束や暗黙の了解の上でそのような期待をもって応援してたのだろうから、どのような感慨を持つのかも、その気持ちを常識の範囲で表明するのも自由だと思う。

 

しかし気持ちの表明の仕方が、他人に迷惑を及ぼしたりするのはマナーの見地からしてもよろしくない。

 

そしてマナー違反でなければ、そのファン心理に対しても、外からああだこうだいうことはできないと思う。

 

外野の世論としては、アイドルは恋愛禁止なのに…という切り口で騒ぐのはもちろんおかしいし、それを批難するファンを全て切り捨てることもまた権利を持っていない。つまり触れないのが一番よい。

 

ただやはりファンと対象も、当然契約を結ぶわけでもなく、せいぜい口約束なので、反故にされても、まあしょうがないだろうと思う。

 

厳しい目を向けるべきは、タレントやファンではなく、人の権利を規制して売り物にしている商売人たちであって、テレビ番組などメディアもまたその片棒を担いで売り上げを上げているのだ。そういう売り方が人の権利に対して正しいのだろうか。

 

しかし世論が違和感を感じるのも自然である。そしてその違和感はファンではなく、商人へ、である。