野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

前科のある芸人さんが話題になっている。

 

少年時代の8年前の話で(もう8年? まだ8年?)、刑を終えている。

刑と言っても罰金刑なので、カネを払って即、刑は終わりになっている。

刑務所で務めたわけではない。

 

 少年時代の話だから

 8年経ったから

 罰金を払っているから

もう蒸し返すな、という意見もあって、分からなくもない。

 

では罰金を払ったらその罪が消えるのか。

その罪に対して話をしてはいけないのか。

社会はその事実を共有することはできないのか。

 

罪まで問われない悪事や、悪い噂というのは永遠に続き得る。

しかしいったん罪になって、相応の金を払えば、チャラにできるのか。

その後、かん口令が敷かれ保護されるのか。

であれば罪になった方が有利になってしまわないか。

 

法というのは全知全能ではない。

だから毎年何らかの改正がある。

法の中に人がいるわけではなく、人間界の中に法がある。

法の義務を終えても、人間社会の目は残る。

それを社会的制裁という。

だから多くの人は、まじめに悪事を働かず、真っ当に生きる。