野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

初めて聴いたレゲエはトゥーツ

レゲエは疎いのだけど、初めて聴いたのは中三のころの『トゥーツ・イン・メンフィス』。週刊FMの名盤ベスト100みたいな付録本で紹介されてました。

ジャマイカのトゥーツ・ヒバートが、ファンだったアメリカのリズムアンドブルースを憧れのメンフィスでカバー録音するという、レゲエとしては変化球なんだけど、その分、馴染みやすく聴きやすかったので好きだった。ジャケットがもう嬉しそうで、こちらも嬉しくなってくる。

 

 

そのトゥーツが亡くなったらしい。ミック・ジャガーも追悼している。

 

寂しいですね。ご冥福を祈ります。

 

 

ミックは『プレッシャードロップ』というアルバムの衝撃の大きさを振り返っています。 

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これはカントリーロード! これもすごくいい。

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これは代表曲ファンキーキングストン

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なんとなくトゥーツの大らかそうな歌声が魅力でしたね。合掌。

コロナで収入減で支払い猶予と給付金の書類、幾つ出しただろう

コロナで収入減なので、公金の支払い猶予の申し込みをしたけど、一体幾つの書類を作ったろう。

 

個人年金 令和元年

個人年金 令和二年

・市民税 

所得税

自動車税

思いつくだけで五種類。

その他、仕事関係で一つ。

その他、給付金が二種類。

 

 

同じような内容の書類を別の書式で別の局に送る。

 

役所の電算化がどうのこうの言われてもう25年は経つ。

住基カード(持ってる)は17年経った。

マイナンバーカード(持ってる)は5年経った。

 

一体いつ、役所は共通のデータベースを使い始めるのだろうか。

100年くらいかかるのじゃないだろうか。

 

*

 

あと、期日を過ぎた支払い分も猶予可能にしてくれよ。

最近、保守のほうがリベラルだという説を聴く。

本当だろうか。

 

*

 

確かにかつての田中派経世会は、共存共栄主義的なところがあり、

国民全部で金を稼ごうということだった。

事実、所得倍増計画なんてものがあった。

福祉への不満も今より少なかった。

田中角栄というカリスマの下で、今よりかなり包摂的であった。

 

*

 

安倍政権も自民党だが、福田派清和会であり田中派のライバルだった。

今の新自由主義的政治は、その頃の自民党政治とは違う。

何といっても、このコロナ禍と自然災害の最中に、自助・共助・公助だ。

自民党というだけで、本来は別の党のようなものだ。

親安倍勢のみなさんは、反安倍勢が気にくわない、

逆に反安倍の人は親安倍の人が気にくわない。

 

実はそういう反発を理由に、自分のポジションを決めている人は多いのではないか。

それは果たしてどういう作用を持って、どんな因果が実るのかという関心がある。

金融緩和の実現だけはすごかったと思う

安倍さんは金融緩和だけはすごいことをした。

 

誰もができない、やったらすぐ破綻する、くらいのことを多くの学者や政治家が言っていたがやりのけた(やるべきと言っていてのは記憶の中では森永卓郎亀井静香)。これは反緊縮の根本なので評価するべき。この時はすごい総理になるかもと思った。

 

そして消費税を上げるまでの半年間は、指標も実態も経済は良かったはず。でも消費増税してしまったので、すべてチャラ。いやマイナス。いくら株価が上がっても、大企業肩入れで格差が広がったので、あとは暗黒の八年間。経団連や官僚に手綱を握られたのか。消費税を上げずにいたら、日本は今頃すごかったかもしれない。

 

外交と国防も、まあこんなもんじゃないかと思う。〇ではないけど△くらい。後はダメ。お友達優遇イメージや、特に公文書管理に関してはもう本当にダメだと思う。

 

株価が上がったことを評価する人も多い。日銀買い入れは良いけど、外国資本家に大分流れたのではないか。日銀ドーピングの反動がなければよいが。失業率改善は団塊の世代の自然退場が大きかったのではないか。自殺率減少はそれに伴って経済的理由が小さくなったのと、15年前から減少は始まっていた。

 

*

 

日本人は優しいと思う。

最高責任者が病気で辞任となっても本当かなという疑問は持たず、お疲れさまでしたという反応がほとんどで、疑念を挟めば怒られそうなくらい。

本当に病気の悪化なら、一人のご病人としてご静養くださいと思う。

しかし検証できるものではないのだから、何もかも鵜呑みにするのもどうだろう。

 

本来だったらオリンピック閉幕、最高在位記録更新と花束ばかりの日々だったろうこの時期。ここまで官僚やマスコミは忖度を重ねてきただろう。ウィルスは忖度してくれない。この秋以降の難しさを思うと、気力が尽きるのも分かる。だがこの後、泥をかぶる人間はどうすればいいのだ。

 

憲法改正も途中からは諦めていたのではないか。本当に国民投票を目指すならば、一般に浸透するまで議論を尽くすべきだったろうが、本丸の議論は内輪から出ていくことはなかった。しかし掲げていれば保守層の支持が落ちることはない。

ドラマ:オリーブ・キタリッジ ~ アマゾンプライムビデオより

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https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91yAwha1HuL._SX300_.jpg

 

アマゾンプライムビデオから「オリーブ・キタリッジ」を選んで観てみた。

 

結論は、面白かったという以上に見応えがあった。しかし広くお勧めするわけでもない。

 

 

地味なドラマである。

 

ニューイングランドの海沿いの田舎町の夫婦の話で、妻が主人公のオリーブ。中学の数学教師。堅物で、傲慢といえるほど頑固。学校でも生徒人気がなさそうだけど、家に帰っても夫に不平不満、嫌み、皮肉の連打。自分の教える学校に通う反抗期の息子をガミガミこき下ろし、ビンタで折檻。とても親近感は持てない。

 

観る側に救いなのは小さいながら薬剤店経営者の夫。穏やかで優しくて、お店の客さんにも親切。妻にも従って、合わせてくれている。多くの人は主人公よりも、この人のファンになるのではないだろうか。

 

 

以上が設定。そしてドラマチックなことはあまり起きない。少し起きるんだけども劇的な解決には至らない。消化不良というよりも「そうだよね、普通はそんなもんだよね、映画やドラマは大げさだからね」と納得し、顛末に共感する。非日常の出来事に巻き込まれるスターを観てわくわく興奮するというよりも、画面の中の登場人物をいつの間にか隣人として観ている感覚。

 

フィクションなのだけど、テンションは上がらない。出てくる人も癖はあれども、普通の人の範疇だ。無理に盛り上げないのがこのドラマの基調となっている。なのに観てしまう。なぜだ。

 

 

我々は実際の自分の隣人をよく知っているだろうか。よく知らないから特に関心も興らないという面はないか。興味をひかない人でも、生活ぶりや内面をよく知る機会があれば、その人に心を寄せることもあるだろう。

 

夫やそのほか登場自分物も味わいがある描き方をされていて、誰もがなにがしかの意味を持っているように見える。地味で平凡な人々なれど、知るほどに

 

なかなか食えない主人公なれど、人となりや周囲の人を良く知るようになると、この家族の行く末が気になる。主人公よりも、この家族のリアリティやこの物語全体に向き合ってしまう。

 

 

日本だと、向田邦子山田太一木皿泉だろうか。いやそれよりもドライで辛口だ。 最後の最後まで、劇的なるものを避けて、それでいて見応えを作るという、アンチドラマチックなドラマ。お見事。

 

 

海外のホームドラマは生々しい生活感の描写が面白い。これもその一つ。

 

 

 

 

サラダチキンでピラフ作ったら、フワフワで最高だった。

コンビニとかに売ってるゆでたトリのむね肉。

サラダチキンとかトリハムと呼ばれてることもある。

加熱料理してもおいしかった。

炊き込みピラフに入れたら、フワフワで最高においしかった。

あのまま焼いてもおいしいのではないかと思った。

*

ピラフには他にパエリヤの素とシーフードとピーマンを入れて、

フライパンで作ったので、パエリヤかと思うが、まあピラフのつもりで食べた。

ビールにも合うし最高だ。

*

昼には、ゆであげた平打ちのラーメンの麺で、

焼きそばを作ったらモチモチしてまた最高だった。

余っていた焼きそば用の粉ソースを少なめに、

オイスターソースを隠し味に入れたらこれも素晴らしかった。

 

何か調べ物をしようとして検索すると、同じような内容をコピペしたページが沢山上がってくることがある。アフィリエイトっぽい。

 

元ネタはwikiなのだろうか。言い回しを少し変えてあるだけで、大体同じような内容だ。活字媒体だったら、パクリだと問題になるだろうけど、ネットのアフィリエイトページは数が膨大過ぎて無法地帯のようだ。

 

こういうところから、真贋の感覚が狂ってくるということもあると思う。なんとなく映して体裁を整えておけばいいや、結果がすべてみたいな世界も気持ち悪いな。

 

*

 

とここまで書いておいて、例えばこのブログの前の記事のジェリー・シェフについてだって、ネット上の情報の切ったり貼ったりじゃないかと思えてきた。

 

違う点があるとすれば、情報の編集の視点はオリジナル、自分の考察を加えている、アフィリエイトじゃないという点だろうか。

 

これを更に元ネタにしてシレっと音楽記事にされたら、やっぱりいやだなあ。

ドアーズとエルビスとコステロのベーシスト ジェリー・シェフ

日本ではあまり知られていない凄腕のミュージシャンというのは居りますな。

 

*

 

ドアーズというバンドはベースレスで、その分オルガンの低音域でカバーしていたらしく、なんとなく捉えどころのないサウンドでもあった。しかしかえって、それがサイケデリックで不思議なバンドイメージとも相まって効果があった。

 

そこに助っ人ベーシストとして呼ばれたのが、エルビスプレスリーともセッション経験のあったジェリー・シェフ。どうもそもそもクラシック出身で、当時あんまりロックに興味がなかったらしく、エルビスにも直接会うまでピンとこなかったような人だそうです。しかしなかなかどうして、かなりグルービーなベースでかっこいい。

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エルビスのバンドには、エルビスの死までパーマネントに参加していたようですが、このライブ盤がカッコいい。ファンキーでどこまでも上り詰めるベースラインとエルビスのゴスペル的なボーカル。70'sのエルビス最高!

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サスピシャスマインドたまらん、たまらん! 

みんなもっとこのころのエルビス聴いてくれ!

 

多分、江藤勲氏や寺川正興氏(昭和歌謡のベースの巨匠たち)とかシェフの影響受けてるだろうなぁ、なんとなく似てる。

一本の弦をブリブリと上下するエレベーター奏法(?)とか。

それを分かりやすく弾いて再現して見せているのが以下の動画。

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この人はジェリーシェフの大ファンらしく、この曲のバージョン違いだけで何本も動画を上げている。あー、もうたまらん。

 

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それ以外にもベット・ミドラーボブ・ディラントッド・ラングレンなどビッグネームとも絡みますが、80年代にこの人を気に入ってパーマネントな仕事をしていたのが、同じエルビスでも、イギリスのコステロさんの方でした。

 

コステロは自分のバンド、アトラクションズと一時期離れて、アルバム毎に単発の別バンドをアメリカで組んだりしていました。キングオブアメリカというアルバムでは、ジェリー・シェフも含めてエルビス・プレスリーバンドのメンバーが多く参加しています。ジェームス・バートンも!

 

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ここではそんなにゴリゴリした演奏というよりも、しっとりした円熟味のあるベースが聴けるようです。このアルバム自体も名盤です。すばらしい。

 

http://www.elviscostello.info/wiki/index.php/Jerry_Scheff

これはシェフがコステロで演奏したリストです。すごいサイトです。

 

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ジェリーの息子さんもベーシストのようで、シカゴに一時参加していました。

ピーター・セテラの抜けた後をベースとボーカルで参加。重責ですが、最近まで勤め上げました。えらいねぇ。

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そしてこれがご本人の映像! ベースメーカーのレイクランドのイベントでドアーズのLAウーマンを弾いてますが、圧巻! 

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ボーカルの人もうまいですね。体がでかくてビビりますが、このボーカルとベースがいれば、観に行きたいよ!

 

お次は三年前の映像。もうおじいちゃんだけど、ベースは剛腕だ! 

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日本では、個人のカリスマ性のあるミュージシャンが評価が高いですが、こういう人もいっぱいいるアメリカンの音楽の世界は、深く広いですな。それにしてもすごいよ、どドアーズ、プレスリーコステロですからね…。こういう人が日本のファンに広く知られず退いて行くのは寂しいものです。

 

まだまだ面白い音楽が見つかりますように。

 

 

 

 

 

ネットがつまらなくなった、という意見も多い。

自分もそう思う。

思うがなんとなく離れることもできない。

 

*

 

自分は98年にネットを開始した。

まだその頃は個人サイトが主だった。

色んなアイデアが新鮮だった。

今から見ると稚拙な技術やサービスばかりだったけど、

初めて触れるモノばかりで驚きは大きかった。

 

言ってみればみな町の個人商店のようなものだった。

それが今は再開発された巨大商業テナントビルのようなもので、

便利で快適であることは間違いない。

だけどあまり感激したり、わくわくしたりしない。

人間臭さも、味わいもない。

 

草の根的なアイデアが楽しかったあの頃のネットは帰ってこない。

もう大資本が敷いた情報網を使わせてもらうばかり。

 

大きなシステム抜きでは、ちょっとやそっとじゃSEOに引っかからず、

検索の上の方に来ることもない。

 

ネットが始まったころは、資本よりアイデア、みたいなことが言われたが、

やっぱり大手に牛耳られてしまった。

しかもグローバルな。

 

大きく取り上げられる情報も、芸能人やよく出自の分からないインフルエンサーだのユーチューバーだのの、与太話や自慢話ばかり。それも結局なにかの紐づきなんだろう。どうでもいい。はてブすら本当にピンと来なくなった。

 

こちらが劣化したのだといわれればそれまでだが。

 

今になって平成中期くらいに、戦中・戦後あたりを覚えている人たちの戸惑いや失望が分かってきた気がする。

 

 

職場に出入りする人でマスクをしない人を見かけると、大体おしゃべりな人が多い。しゃべると口元がわずらわしいからマスクが嫌いなのかもしれない。

 

 

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割と脳内と口が直結してるタイプのようで、独り言も多い。上のように注意するのも無謀なのでやらないほうがいい。

 

 

小沢健二の代表曲の複数がパクリである、というのは25年前から知られていることだけど、なぜか看過されてきた。小沢の現役当時、擁護派の建前はこれはリスペクトである、分かった上での剽窃である、という見方が多かったと思う。それが最近一部ツイッター上などで見直されている向きがある。

 

パクリだと指摘するのは野暮かもしれないが、25年前に自分は、なぜ皆手放しでほめるのかと不思議だった。だって編曲が丸パクリなのだ。著作権が厳しく注目されがちな詞や曲ではなく、緩めのアレンジの部分というのが、また狡からく思えた。

 

リスペクトや故意での本歌取りというのは表現上での理由になるから一向にかまわない。しかしそう言うのであればクレジットを分けたり、相応分の権料を払ったりするべきだと思う。これは大瀧詠一なんかもそういう責はあるのではないか。

 

そもそも自分は小沢の一枚目は大好きだった。いまでも名作だと思う。パクリは無かった、もしくは自分には気づかない程度だったのだろう。

 

70年代のようなアナログチックでシンプルな乾いたロックと素直なメロディーに、アメリカ文学的な詞を乗せた素晴らしい曲ばかりだった。でも確かに地味だった。ポップでキュートでちょっといじわるなフリッパーズギターとはかなり違っていた。最初に伝わったビジュアルはアリスクーパーのロングTシャツを着た小沢が、渋いテレキャスターを下げた姿で、みんなびっくりしただろうと思う。

 

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これを小山田は尾崎豊みたいと評した。それが影響したのか、しないのか分からないが、二枚目以降は華やかな日本語ポップソウルとなった。そしてパクり始めた。数枚発売し、ある時、音楽をとめた。

 

思えば、大瀧も小沢もまだ早いうちに、まだ求められているうちに、なぜかキャリアから自ら降りている。

 

*

 

もしかしたら小沢健二にもう一度あのシンプルなアメリカンロックをやってほしいのかもしれない。

志村のモトネタ再発見

今年コロナ感染で亡くなった志村けんさん。

子供のころのヒーローでしたが、音楽ファンでもあったことは古くから知られていて、自分でもドリフの後半の合唱団の曲が気になっていた。

 

昨日のピーターバラカンのラジオでボビー・バードのホットパンツ・アイムカミングというなんとなくひどい題名の曲が流れましたが、コレがアレに似てる。

 

 

生麦生米生卵はウィルソンピケットの曲が定説で、その方が似てるのですが、コレも似てる気がする。要するに両曲がそもそも似てるのだ。 

 

 

 

そしてこれは微妙だけど、やっぱり近い気がする

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ギターリフを途中で止めると似てる!

楽しいことを考える才能。

コロナ患者が東京で日に400人超えた。

この先どうなるのか。

 

東京都医師会は、PCR検査を増やすそうだ。

むやみに増やすと、軽症者であってもどこに収容するのかなと心配になる。

自宅待機だろうか。

それでも無自覚なまま外出するよりも良いかもしれない。

軽症者にもなにか補償をしないと、大人しくしてくれないかもしれない。

 

そんなことを考えていると気持ちが暗くなる。

コロナ鬱にならないために、無理にでも楽しいことを考えないと。

それは一種の才能かもしれない。

自分にはその才能が薄いので、今夜楽しく家で過ごすにはどうしたらよいのか、と考え込んでしまう。