野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

音楽の売り上げ減少のハナシ

音楽が複製され販売されるようになったのは、大体100年くらいまえでしょうか。憶測で書いているのでごめんなさい。

現在に比べて、それまで音楽とは生演奏でしか聴けない希少性があったと思います。

それがレコードという製品になって、世界的に販売・ヒットするようになったのは70年くらい前からでしょうか。クロスビーのホワイトクリスマスは1942年。このころは家庭でレコードを聴く以上に、映画館やラジオヒットという形で耳にしていたと思います。

世界中の中流家庭にレコードプレーヤーがやってきたのは40から50年前くらいでしょうか。個人がレコードやcdを買うようになったのはそれ以降でしょう。

ビートルズの大ヒットというのは、そういう状況を背景にしていたのかもしれません。家庭の子供、若者がレコードを買うようになった。日本は欧米から少し遅れていたと思います。
 
レコード産業が大繁盛していた時代というのは、むしろ短期間の、異常な状況だったのだと思います。もう複製された音源を買うという商売が一回りし終えたのだと感じます。バブルでした。

でも本当に音楽好きなら、ネットを通じて、もしくは古いレコードを探し出してでも、好きな音楽を聴くものです。

妥当な産業規模に収束していくのに対し、業界人一人あたりの分け前が減ってきているのでしょうか。

音源販売を、もう一度音楽愛好者という対象規模で考え直したほうがいいかもしれません。

あと生演奏が見直されているのはいいことだと思います。音楽の本来に回帰しているのでしょう。