桂小金治さん。
落語以外にも、テレビ番組の司会で活躍。
よく覚えてるのは、「それは秘密です」で毎週泣いていたこと。
あの番組は、戦中戦後、辛い思いをした人が、生き別れになった家族を探して、番組内で再開するコーナーが大人気だった。
中国残留孤児の人も出てたと思う。
まだ戦後を引きずっていたんだなー。30年前くらいかな・・・。
うちの父親も、あの番組を見て泣いていた。
自分たち子供が騒ぐと、聞こえない! と怒った。
10歳で母親が突然死したあと、継母(父親の元担任教師)にいじめ抜かれて育ったウチの父親・・・。
小学校で、同級生が、「オレの父親、アレみて毎週泣いてる」と言っていて、
どこの家庭でもあのテレビ見て泣いてるんだな、と思った。
もうああいう番組は、ちょっとできないだろう。
あのステージで泣いていた小金治さん。懐かしい。