野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

尊敬より「尊重」、上下関係より「水平」関係

なかなか、他人と水平の関係を作るというのは、難しい。 組織の中でははっきり上下があるし。 同期・同僚・同学年でも一応水平のはずが、 スクールカーストだの、仕事の出来不出来などで、斜め上下くらいの関係になりやすい。

友人・仲間内なら自然にそうなると思っても、 時折マウンティングしたがる猿みたいな人達も結構いて場を静かに波立たせる。 そういう人がいなければ、もっと穏やかな良い集まりだったのに、惜しいなあ、ということが度々有った。

友人の中でも、マウンティングしたがる人種というのは、どちらかというと猿より、臆病な犬なのではないか。 飼い犬は家庭の中で、上下関係をよく見極め、自分より下を一匹(一人)定めるという話を聞く。

そういう犬人間は、かならず他人の中で自分の位置を「上下」で判断し、「水平」指向という感性を持たずにやってきたのだろう。 誰ソレよりも上に、周囲よりも高く、という無意識で生きているのはシンドイだろうにねぇ。

上下関係ならぬ、「水平」関係が大事。 そのためには、むしろ他人を「尊敬」ではなく「尊重」するのが大事なのではないか。 「尊敬」は対義に「より尊敬されない」という上下の価値観も出来てしまうので。 水平関係には「尊重」という感性の方が合う気がする。