野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

話題のASKAのブログ、例のもの以外にも、いくつか更新されていた。

 

ブログは、まるで詩人のつぶやきのようで、彼の本質はこちらのほうであって、音楽は付属的なものだったのではないかと思えるほど、引き込まれる。

 

正直、元々あまり彼の音楽に興味なかったが、事件以後、歌詞のみ抜き出していくつか読んでみると、かなり面白いと思った。素晴らしい詩人で、同郷の井上陽水に通じるものも感じた。

 

今後、音楽を仕事として続けるのは、いろいろと難しい部分が多いかもしれないが、言葉だけの詩集などを編んでみたらどうだろうか、と思った。

 

半年ほど前、初めて盗聴疑念を打ち明けた、最初に話題になったブログの文章も、後半のそれについての内容の真偽はさておき、前半の薬物との出会いやその前後譚は、かなり引き込まれ、ぐいぐいと読ませるものがあった。

 

この人は、音楽の才能もあったけど、本質は内省的な言葉の人なのではないか、と思った。今後、詩や短編小説などの創作の世界ならば、事実か否かを問われることなく、その力を発揮できるのではないだろうか。今、この人の何かを肯定するのは、少し気が引けるけど、そう思う。