ナイスガイズ! 見ました。ネタバレ所感。
ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング(ララランドの)。
’77年のLAが舞台。探偵のマーチとゆすり屋ヒーリー。マーチの娘ホリーと共に、エミリアという家出少女を探すうち、大きな陰謀の闇に巻き込まれてしまう。
こう書くと陰鬱な話になりそうだけど、大人向けブラックジョークの盛り込まれたドタバタコメディがベースになってる。ブラックコメディが好きな人にはおすすめ。また古い事件ものや昔のアメリカ映画が好きな人にも。
約二時間が少し長く感じてしまう。ストーリーにいろいろ盛り込まれているのだけど、分かりやすく整理はされていないので、親切な映画ではない。ドタバタアクションが過剰で飽きてしまう感もある。ジョークの部分も含めて、きっと日本人には分かりにくい感覚的なものがあるのではないかと思う。
古いアメリカ音楽がたっぷり盛り込まれているかと期待したけど、案外そうでもなく、ただエンドロールのアル・グリーンの「ラブ&ハピネス」はよかった。永遠に続きそうなドラムのビシバシ・ズンズンしたドライブ感カッコいい。
ストーリーが最後にたどり着いたのは、コメディタッチにしては見通せないほど深くて、身動きできないような大きな泥沼。ああ、アメリカにとって〇〇とは…とため息が出るようなエンディング。