脚本家の早坂暁さん死去。
ホテル住まいで自宅を持たないという生活形式で長年通され、今でいうノマド、ミニマリストの先駆けみたいな人だったと覚えてる。
たしか心臓が元々良くないので、片手で持てる程度のスーツケース一つで暮らしていたという話もあった。
70年代、倉本聰、向田邦子、山田太一など作家性の高いドラマ脚本家がヒットを飛ばし、市川森一や早坂暁も続いたようだった。今、仕事をしてるのは倉本聰だけ。山田太一は今年病に倒れた。
仕方がないけどさみしいと思う。どうしてもあの頃は…と思ってしまう。
今老齢の人たちも、ほんの20-30年前は、現役バリバリで輝いていた。
今自分も40を超えて、その年月を「ほんの」と思えるようになってしまった。
時間は流れる。