野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

老犬日記

柴犬のメスの老犬を飼っている。16歳になった。

内臓が強いらしく、食欲も排泄も若い時とさほど変わらない。

しかしもうおむつを離せず、後ろ脚もなかなか立たず、床ずれも少しできている。

 

耳も眼も鼻も効かないらしく、何で知覚しているのかわからない。

ボケもあり、もうほとんど情緒も見せず、飼い主もわからないのかもしれない。

 

ぼんやりとした光の中で、音は遠く、頼りの鼻もおぼつかない。

なにを思っているのか、もう思っていないのか。

 

おむつから粗相することもあり、かつての可愛らしく俊敏で賢かったころを想い、家族で寂しさと途方に暮れる毎日。

 

それでいて昨日不調だった部分がなぜか今日軽快していたり、諦めと光明のないまぜになった不思議と静かな気持ちもある。

 

時折、心ここにあらずという風情するのだが、顔つきだけは昔とあまり変わりなく、こちらからするとうれしくもあり、却って痛ましくもあり。まだまだこのままでいてほしい。

 

犬から教わることは多い。

動物は口がきけない分、神様に近いのかなとふと思ったりする。

 

*

 

犬の看取りがここまでとは思わなかった。

 

今飼い犬が元気な人も、これから飼う人も頭に入れておいた方がよいです。

大きな犬になれば、それだけ物理的負担は増えます。

犬が老いるころ、自分は何歳だろう、仕事をしてるか、家族は手伝ってくれるか、表で排泄する場所があるか、などなど。

考えた方がいい項目は多い。