死後の世界はない、と頭では理解してるけど、心ではどうだろう。
身近な人やペットが死んだら、天国があってほしいと願う。
では自分が死んだらどうだろう。
あの世はあってほしくない。
もうこの意識が永遠に続いていくなんて嫌だと思う。
よく幽霊はいない、あの世はない、人は死んだら終わりと声高に言う人がいる。
それはそうだけど、そう思っていない人もいるわけで、
殊更に声を張るのは、なんとなく野暮に見える。
むしろ科学的で理性的な自己をアピールしてるようでさもしい。
自分もそういう世界はないだろうと思うが、しかし考えてみると、
肝試しは怖いと思う。やったことないけどやりたくない。
ということは、やはり心の奥では幽玄の世を信じているのではないだろうか。
幽霊をいないと主張する人を集めて、肝試ししてみたらどうなるだろう。
案外、実態は主張と違うのではないだろうか。