野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

小売り用レジ A社とB社

親族経営の小売業の手伝いを時折する。

今回は消費税軽減税率の開始と共に、レジを買い替えたいという話を受けて情報収集。

 

 

ネットで調べると小売り用レジは主にA社とB社となる。

両社の製品の中で、大体おなじようなラインの製品を比較すると
共に現行ラインナップでは、いろいろカスタマイズの必要がありそう。

 

そこで両社にコレはできるか、コレはどうでしょう、と質問メールをしてみる。

A社は必要最低限の回答だけど、B社は熱心すぎるほどに回答を寄せて,

さらに直接訪問したいという。

 

B社製品の中で、狙っている商品はネット価格5万円のものと、10万円のものだ。

そして営業マンは10万円のものを勧める。

しかし10万円の商品を、わざわざ営業マンをよこしてまで売り込むとは正直不思議だ。

 

B社の営業マンがやってくると、さまざまな設定やオプションの必要性を話す。

そして地元の営業所でのサポートも手厚いらしい。

 

こちらも正直な感想を話す。

10万でわざわざいらっしゃるというのが不思議だというと、

いえ、20万円ですという。

 

ネットで売ってるものは、ハードを売っているだけで、

設定などのサポートはしていません、

設定を含めると20万+アルファになります、という。

 

でも補助金があります、それを使えば、1/4になります、20万なら5万です、という。

ただ100%補助金が下りるとは保証できません、下りなければ全て払ってもらいますと。

 

後日、送られてきた見積もりは25万。1/4なら6万と少し。

まあ、いいかと思ったが、果たしてこれでいいのか。

 

結局B社は補助金ゴロで、こちらはイイ出汁に使われているとも言えなくない。

A社の商品で、少し機能を絞ったものはなんと3万円台だ。

なんかうまく使われているような気がしてきた。

厳しく見れば、不誠実ともとれる。

結局、機能を一つ諦めてA社のものにした。

 

*

 

かつてレジ会社というのは、厳しい営業方針のところが多く、

大概は今でいうブラック企業だったと思う。

 

営業所ベースで動いていた。

その中でし烈な競争があったのだろうと思う。

営業の熱心な訪問や、サポートの手厚さから

次の売り上げへつなげていったとも考えられる。

 

その営業の方法を温存したままのがB社。

そういうやり方ではなく、製造した品物を売って、

何かサポートが必要なら、メーカーと利用者で電話でやり取りするしすてむがA社。

 

A社は、昔から家庭で必要なものを電器屋さんで売ってる一般家電メーカーであるが、

B社は、元々からレジ畑の会社。

 

この辺の違いが、営業方針の違いとなっているのだろうと思う。

B社は熱心な営業マンに手厚いサポートと営業をさせて、

その分高値で売り抜ける

A社は営業マンではなく、一般的な販売ルートに乗せて、数を売るのだろう。

 

*

 

同じ市場でも、会社の育ちの違いで全く違う方針を見た気持ちになった。