野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

20代は新しい文化を産んだり、享受したりする現役最前線世代だと思う。30代は少し落ち着いて、でもまだ新しい文化を受け入れ、理解し、楽しめると思う。しかし40代になると、もう新しい文化が分からなくなった。

 

20代の感性からすると40代は、ひと世代どころか、ふた世代以上先の世代になるだろう。

 

隣の世代はまだ理解できても、ふた世代先になると感性的に接点がない感じになった。もう新しい文化の現役世代ではないのだなと思う。

 

 ブログやツイッターあたりまではなんとなく理解していたつもりだが、それ以降のSNSやyoutuberあたりからはもう感覚的に何が良いのか分からない。流行ってるタレントや音楽はずいぶん前から分からない。

 

それでいて、古い物への思慕や興味は年々深まる。街を歩いていても古びた建物や商店へ目が行き、無くなれば嘆く。いつもそこにあり続ける寺社を頼もしく、ありがたく感じる。

 

古いものはすでに評価が定まっているし、当然自分が子供のころから見ている変わらない物でもある。だから安心感があるのだろう。大げさだけど、むしろここへ帰っていくのだという輪廻みたいなものを感じたりする。こうやって年寄りは古いものを愛していくのだなあと思う。まあ元々そういうタイプなんだけど。