野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

災害観が変わった。

千葉南部の台風、親族も被害にあっていて、比較的軽微らしいので一先ず安心したものの、地域一帯に電気は戻らず、通信も途絶えた。通信基地の電源がアウトしてるという話もある。

 

現地入りも考えたが、情報も少なく、混乱の中に素人が徒手で乗り入れるのも危険を増やすだけの気がするのでやめようと思う。本人は、これ以上何かあれば県北のこちらに移動すると言うことであったので、連絡か到着を待っている。

 

それにしても、今回の台風の酷さは災害観を変えつつあると思われる。温暖化によって台風が強力化してるのであろうか。電線の地中化や発送電分離後の在り方なども今一度本腰を入れて考えないとならないと思う。国内の停電なんて最長でも二、三日と思っていたが、ある程度の復旧まで半月あっても厳しいと感じている。また真夏でなくてよかったとも思う。

 

現地の様子が伝わりにくい反面、東京発のメディア情報が呑気に見えて気になる。せめてラジオだけでも災害特化した情報局が設定されないだろうか。現地は、車載か電池式のラジオしか情報源が無いはずである。同じ情報であっても繰り返し伝えることが重要である。

 

通信や情報が途絶える事への恐怖も改めて強く感じる。何も流されなければ、何もないことになってしまう。実は南だけでなく、成田近辺もすごく被害が大きい。これも伝わっていないのではないか。

 

この台風がもしも東京中心部を直撃していたら、余波はこんなものではあるまい。日本全体が麻痺していたろう。あまり報道に乗らないが、茨城の原子力施設の状態も衝撃が大きい。それを念頭において国レベルでの対策対応とデータの蓄積をするべきではないか。