映画イエスタデイを見てきた。平日初回のせいか、人は少なく、60代くらいのお客さんが多かった。
色々なところで情報が出ている通りの設定とストーリーのなのだけど、かなり楽しめた。自分がビートルズファンだから余計にだろう。甘さや疑問が浮かぶ部分もあれど、さわやかなコメディタッチに好感をもって観終えた。
最後の方で、ビートルズファンはきっと胸を締め付けられるであろうエピソードが出てくる。ファンはぜひ観に行ってほしい。ファンにとっては、ある意味で数十年かけた答え合わせのような気持にもなるのではないか。
ビートルズの曲を知らない人には、音楽の普遍性を知る良いきっかけとなっているし、こういう形でこれから出会えるのは羨ましい。
二十世紀ポップカルチャー最大のアイコンの抜けた穴を追う、ジャックと観客たち。それは人類の夢でもあり、あの頃の当事者やファンたちが去っていくことへの鎮魂歌にも思えた。