野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

町中華とチャーハン肘問題

町中華が流行っている。もともと個人店が好きなのでドンドン隆盛してほしい。

 

がしかし、もはや新しく町中華を開く若い人はいないだろう。だから総数は減っていく一方だ。そこには中華職人たちの肘の問題がかかわっているかもしれない。

 

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これはホストでタレントの城咲仁さんの御実家でも有名な板橋の中華屋さん丸鶴。

youtu.be

 

マツコの知らない世界がまだ深夜で放送されていた時に、スタジオに来て作られていたけど旨そうだった。しっとり系の代表だったと思う。

 

余談だけどこのお父さんがまた色っぽくて、素敵、かっこいいとマツコが悶えていたところ、じつは城咲仁さんの父親と明かされてさすが血は争えないという話になった。

 

町中華の華はラーメンよりもチャーハンではないかと思う。

 

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自分が子供のころからだから35年ほど通っている町中華がある。最近は年に一二度だけど、それでもたまに行く。

 

そこのチャーハンは界隈でナンバーワンだと若いころから思っていた。

 

しかしそれが、衰えていた。

 

ベッタリして今一つキレがなく、すこし卵が焦げ付いている。以前はもっとしゃっきりした仕上がりだったのだがと残念に思った。

 

その時壁の貼り紙が目に入った。「チャーハンの大盛はできません」。

 

???

 

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その時思い出したのは、その隣町で15年ほど前まで営業したもう一つのお気に入りの町中華だ。旦那さんが鍋の降り過ぎで左手を痛めてしまい、まだ50代くらいなのに引退した。

 

チャーハンはひじを痛めるという話は他でもきいたことがある。

 

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ここの大将ももう70近いと思う。頑丈そうな体でも、毎日チャーハンのたっぷり入った鍋をふっていれば肘を痛めるだろう。

 

鍋をふる支援器具みたいなものがないだろうか。ボウリングの腕のサポーターのようなもので返しが楽にならないだろうか。鍋を下から跳ね上げる手伝いになるような板バネなどはできないだろうか。職人たちの職業寿命を延ばすのに必要だと思う。町中華フォーエバー。