オカネ=権利 論
そもそもオカネってなんだろう。
仮に「権利」としてみる。
これは「モノやサービス」と交換できる権利である。
その権利は国が絶対的に保障しているとする。
国はこれに目的をつけて世に放出する。
それを国の予算とする。
これが世間をめぐり、自分の勤める会社に、提供しているモノやサービスの対価として集まってくる。
ここから経費の一部が給料として分配される。
仮に一人、一年に数百万の「権利」が手に入るとする。
しかしその権利は全てを使うことはできない。
一定量が「税」として徴収される。
その目的は主に「インフレ防止、格差の是正」。
そして徴収された権利は、すぐに消滅される。
国が保障してる権利だから、消滅することができる。
消滅することで二つの目的は達成される。
世間に権利が溢れて価値が暴落しないように一定量消滅させる。
これがインフレ防止。
富裕層の権利が増えすぎないように所有する権利を一定量消滅させる。
これが格差の是正。
一定量を世の中から消滅させることで、経済全体のバランスが取れる。
税とは権利を消滅させること。
単に権利という概念であってモノではないので、回収し再利用されることもない。
その必要もない。
国はまた次の年の予算を立てる。目的のついた権利の放出をする。
これを繰り返す。
オカネの本質は権利である。
これに対し、仮に物体として形を与えたものが紙幣やコインである。
本質である権利と、それの仮の姿である貨幣、これが通貨なのではないか。
だいぶ単純化したけど、オカネを権利と考えるとそのように納得できた。