野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

古くからある喫茶店。

 

長い間、経営していたが、若い人たちはファーストフードに行くようになり、古い常連も高齢化して足を運ぶ回数が減っていった。

 

近くの畑は地主が経営するマンションになり、1Fの片隅に息子の嫁が経営するカフェが入る。

 

カフェは、家賃も払わず、道楽商売なので、無農薬野菜や高級食材を採算度外視で投入する。地元のテレビで取材され、嫁は「お客さんに還元するため、儲けは考えてません」と高らかに答える。レポーターは、その熱意を絶賛し拍手する。

 

浮動客はカフェに流れ、生業として営業していた古い喫茶店は消え、道楽商売のカフェは町中から賞賛されている。