野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

甲高幅広なのでアサヒシューズのスニーカーを履いている

仕事中はスニーカーを履いていることが多い。

以前はナイキだのアディダスだのが気に入っていたのだけど、自分の甲高幅広の足には横幅2Eサイズが多い海外メーカーは合わない。3E以上は欲しい。

 

国産メーカーのアシックスやオニツカも履いていたけど、仕事で半年で履きつぶす用途には価格が高いし、やはりラインナップに3Eは少ない。ホームセンターの安い作業用スニーカーも履いてみたけど、なんだかソールが薄いのが多い。

 

そこで国産メーカーのスニーカーで手ごろなものはないか、と探すとアサヒシューズウィンブルドンというテニスシューズに4Eが多い。3Eでもありがたいけど4Eはすごい。そこで履いたところ、有名メーカーと違いがないくらい履き心地がよい。甲高幅広の日本人的な足型の人にはお勧めしたい。

 

さらに良い点は落ち着いた地味な外観で目立たない。安いシューズほどなぜか派手な色使いだったりするけど、アサヒは違う。モデルチェンジしても似たようなものが手に入るだろうという安心感がうれしい。ウィルソンのバッタものに見えるけど、エンブレムも目立たないので別にどうだっていい。このへんがオジサンだなあと思うけど、もう見栄などないのだ。ブランド性もないけど、実用性100%でよい。

 

地味だけど、手ごろで、きちんとした造り。この匿名性が優れた市井の職人のようで頼もしい。

 

アサヒシューズは昔、アサヒ靴といって子供用の運動靴に強かったはず。HPを見てみると、足袋メーカーからの転身だという。クーガーというブランド名を覚えてる人も多いと思う。ウィンブルドンも中学生の通学用や部活用に使われることが多いようだ。

 

そういえば、昨日から始まったTBSテレビの「陸王」も、足袋メーカーからスニーカーメーカーに転身した会社の物語のはず。直接のモデル会社ではないようだけど、アサヒシューズという会社の存在感がとても気に入っている。

 

できれば懐かしのクーガーシリーズの復刻とかお願いしたい。クーガーはいまは一種類だけ作っているようだけど。今見ると昔のクーガーも結構カッコよい。ギターの世界では古い日本製をジャパンヴィンテージといって珍重(?)されるようになったが、いろんな分野でジャパンヴィンテージが流行ってもよいと思う。クーガーも戻ってこないかな。

 

しらべたら、アサヒはクーガー、月星はジャガー、世界長はパンサー、というブランドでスポーツシューズをだしていたらしい。みんな靴のサイドのブランドマークがプーマとアシックスを合わせたような形で似ている。そしてプーマみたいな大型猫科獣のブランド名も似通っている。全て高度成長期の子供達が履いていた。そしてそのどれもが今も継続しているらしい。TBS陸王とともに注目されるといいな。