先日、古ーい、古ーい銭湯に行った。
もう大正時代からの建物だ。
だからと言って、ヴィンテージというかんじではなく、ただ古い。
遠くから見ると、お化け屋敷かと思う。
そこの番台にいたおばちゃんと少し話をする。
外国から来た方なので、100%の意思疎通は難しい。
でも、また来てね、と言ってくれたので、また行く。
お世話様、ありがとう、と言って出てきた。
我々消費者は、商人に感謝をしない。
されるのが当然だと思っている。
商人が愚痴などこぼせば、ビジネスモデルガー、などと小僧のくせに利いた風な口をきく。
ただし、関西の人は、やはり商人の町、大阪を中心としているからか、商人を大事にしている感じがする。観光地で関西弁のおばちゃんが、買い物終えた後に「ありがとう」というのを何度も聞いた。関東の人は意外と言わないのだ。それに気づいてからは、なるべくありがとうや、おいしかった、と付け加えるようにしてる。
ここで頑張っててくれて、ありがとう、他にないサービスを提供していてくれてありがとう、という気持ちも有っていいと思う。だからまたあの銭湯に行こう。