野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

「ルカ」から27年

厚木の五歳の子の事件を聞くと胸が痛みます。

今から27年前、スザンヌ・ヴェガの「ルカ」という曲がアメリカでヒットしていました。
はかなげなギターのアルペジオと素朴なメロディーに上に乗った、ルカという少年の、親から虐待されていることを独白した内容の歌詞が衝撃的でした。

まだ日本では親が子を虐待するなんて言う話は聞いたことがなかったので、アメリカとは恐ろしい国だと思いました。アメリカの今は、日本の十年後、という話を聞いたが、日本人がそんなことをするわけがない、とタカをくくっていました。
それが今は当たり前の新聞記事。


大人の自分でそうなのだから、それが当たり前の世界で育った若い人や子供たちは、どう感じてるのだろうかと思う。


その一方で、運動会の席取りのため夜中の一時過ぎから校門に並ぶという話を聞くと、この国の愛情は極端になってきているのか、と感じます。

今のアメリカの保険制度や、食品の規制、薬の規制、などの恐ろしい話を聞くと、十年後には日本にも起こるかもしれません。

TPP参加や、憲法の解釈、サラリーマンの残業ゼロや成果主義、年金・保険料の不足などのニュースを見ると、気が沈むようです。