野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

アメリカポップス界の80'sの巨人たちが早世してしまう。

 

エディ・ヴァン・ヘイレン、プリンス、マイケルがもういないのだ。

信じられない。

 

トム・ぺティももういない。

 

70年代や60年代の巨匠たちは案外元気だったりするのに。

寂しいなあ。

 

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ヘヴィメタルには疎かったので、ヴァン・ヘイレンも然りなのだけど、エディのギターは特別だった。聴いていて気持ちの良いヘヴィロックという、新発明というか、もはやエディだけの神業であった。似たような音楽は乱造されても、一線を画した。弾いているときに常に笑顔で気持ちよさそうにしているのが、また凄いし、もう怖い。

 

クリーム期のクラプトンのファンだったらしいけど、むしろアラン・ホールズワースアル・ディ・メオラ的な血統が強いようにも聴こえた。ハードロックとフュージョンのハイブリッドだった。その上、神様に溺愛されていたのだ。モーツァルトとかパガニーニとかの神童というのは、こういう人だったのではないか。

 

実はお父さんはオランダ人、お母さんはインドネシア人(華僑系にも見える)で、オランダでの人種差別を避けてアメリカに渡り、新天地でも貧困やいじめなど苦労した前半生であった。金がなかったので突拍子もない自作ギターでデビューした。最後まで家族バンドにこだわったのは、もしかしたらそんな過去がにじみ出たのかもしれない。その上でのあの笑顔。あの才能。あの華やかに輝けるフラッシーな80年代の音。

 

もうでないであろう天才よ、さらば。

youtu.be

 

 

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伊東四朗のラジオでニュースの解説者が「ヴァン・ヘイレンさんが亡くなりました」というと、伊東四朗が「ああ」と少し反応していたのがちょっと面白かった。知ってるのかな。