マキタスポーツの十代の娘二人は何かというとキモいの連呼。何をしてもキモいといわれてしまうマキタ。カメラのファインダーから目を外し、娘たちが可愛いなあという思いで見るとキモイと言われてしまう。
その反対はカワイイらしい。老眼鏡を頭に載せてテレビを見ていたら、今度はカワイイと言われた。娘たちは毎日キモイとカワイイをさえずっている。
かつて批評性のある笑いを求め、談志・たけし・爆笑問題・浅草キッドに影響を受けていたころ、ネプチューンの笑いでウケている妻が理解できなかった。
感覚で生きている娘たちに対して、論理を突き詰めたいマキタは、そのせいで失った感性があるのかもしれないと危惧を抱く。キモイ/カワイイ感覚を取り入れていこうと考え始めた。
プチ鹿島曰く、我々にとっての「キモイ」はウエスタンラリアットのように強力だが、彼女たちにとってはそこまで重い意味はないのかも。キモイ、とオジサンが言ってしまうとネガティブすぎるので「カワイイ活動」をしていった方がいい。まだ娘が小さいので、今を大切にしたい。
サンキュータツオが言うにはマキタはオジサンの中では、かなりカワイイほうだ。頑張っている。「キモイ」は、男にとっての「うるせぇな」に近い気がする。キモイもカワイイも、主導権の主張なのではないか。売れてる人ってカワイイ。
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25歳だったコーナーの女性リスナーからのメール。
何者かになりたい、成し遂げたいという空回りの日々。
しかし勢いで結婚し、25歳で女の子を産むと一変。
何度も心が折れかけたが、いつの間にか何者かになりたいという欲求がなくなった。
何物でもない自分を求めてくれる赤ちゃんのおかげ。
生きていくのが楽になった。
25歳で子供を産んだのが一番のターニングポイント。
マキタ「子供が親にしてくれるんだ」
タツオ「あんた子供が生まれた時、バンド組んだろ」
鹿島「いい”老害”でました」
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牛乳パックの開け方。
牛乳パックの正しい開け方を知らず、はじめて説明書き通りに開けたらこんなに簡単なんだと感動したというメール。
マキタは、高校まで家族全員力づくで開けていた。東京出てきてから始めてやったかも。
鹿島は、今日初めて正しい開け方を知った。「初めて見た」。
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静岡のおじがシラスをくれて、おすすめの食べ方を教えてくれた。
刻んだニンニクとシラスをごま油でいためてしょう油で味付け。
水分が飛ぶまで火にかける。
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今週も楽しい話、いいハナシが聞けた! 許可局有難う。時間が変わっても聴き続けます。同世代のこの三人と一緒に歳をとっていける幸せ。