掲示板などで、公務員批判が起こると、自称公務員の人たちが
「やーい、悔しかったらなってみろ、嫉妬乙www」
みたいな書き込みをする流れを見かけます。
しかしながら、仮に批判していた一人が、公務員になったとしたら、
別の一人が公務員になれなかったわけで、全体としては全く変わらない。
問題は全く解決していない、ということになります。
それなのに、悔しかったらなれば良い、というやりとりを、
もう十年ほど見かけるのですが、なぜでしょうか。
批判する側が黙ってしまうからではないか、と思うのです。
「嫉妬してる」という指摘は結構強いものなのかもしれません。
「嫉妬」ってなんかスゴイですね。
自分も嫉妬をしていたら、隠します。
嫉妬していることを隠さない人は、すごいなと思います。
小動物を買っていても、例えば鳥なんかも、嫉妬がすごい。
飼い主の独占のため、つつきあって流血したりします。
どこかの大寺院の高僧たちも、だれが出世するのかという競争の中で、
嫉妬がすごいそうです。
小鳥から、高僧まで。
それくらい嫉妬は原始的感情でもあり、人智を持っても抑えられないものなのでしょう。
しかし掲示板の流れの中で、嫉妬してることを指摘されると、そこで批判が止む、というのおかしな話です。
上記の説でいえば、全く問題は解決されていない。
そして、「嫉妬? してるけど、なんなの? 関係ないし」
と己の嫉妬を認めた上で、批判を続ける人もいない。
案外、嫉妬について考えると、社会問題も解決の糸口がつかめたりして。