野良馬ヒンヒン

思いつきを記録しています。下らぬものです。

スーパーの棚より

昔、スーパーでバイトをしてたとき、よく期限切れの牛乳を捨てさせられた。

 

その時、子供を産まなきゃお乳は出ないのだから、牛は毎年、そのために子供を産まされ、乳を搾られているのだ、と初めて気がついた。そして乳が出なくなれば、処分され肉になるのだろう。

 

その後ろめたさから食べ物は陳列してある通りに、前から買う。

 

同じように前から買う人を見ると尊敬する。

 

こうありたいと思う。

 

 

 

しかし後ろから取る人もいる。

 

そういう人は、それはそれでその人の自由だからなんとも思わない。

 

プラマイゼロ。

 

だけど前から取るひとはすごくプラス査定してしまう。

 

 

 

日本は毎年、1800万トンの食品を廃棄している。5500万トンも輸入していながらだ。

 

これを下品だと思う。

 

 

 

 

ひとは自由に権利を行使できるときがある。

 

そういうときに、どのようにするかで、人間の中身が問われ、露呈する。

 

品があるか、ないか。

 

自分の小さな権利を優先するか。全体の利益を見るか。

 

 

 

スーパーの棚の話も、都知事の話も根っこは一緒。