Aマッソの漫才をラジオで聴いた。
「江夏が丸なっておもろない」
「おぼんこぼんが…」
と中年というより初期高齢者向けのワードが飛び出してくる。
マニアック系なのだ。
それを二十代の女の子たちがやってるという構造が面白い。
ただそのまま聞いてすごく面白い、茶の間が大うけ、
若者がリツイート、というタイプではないと思う。
漫才の運びが、上手いというわけでもない。
スターになりたい、みたいな感じでもない。
どうなってくのか、想像つかないのが良い。
そして、しれっとつまらないことを言う。
これが不思議。
うけなくてもいいんだよ、という感じ。
やさグレてるのか、そうでもない。
受けないことを分かっていて、
つまらないことを言ってみる、
というのが、どういう狙いなのかわからない。
わからないけど、どうもわざと続けてるような感じが、興味深い。
ラーメンズのコントみたいな感じなのか。
ラーメンズ知らないけど。
聴いてる人間をただ翻弄したいだけにも聴こえる。
いや、これはシュール系か。
シュールな演劇を漫才でやってるような感じなのか。
演劇方面につながったりして。